続・オレ色眼鏡

「代行の 運ちゃん運転 荒すぎる」

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転職狂騒曲

①3月上旬 ~不穏~

上司A「おい、さっけー。3月も残り少ないぞ。
やらなければならない仕事もあるだろうが、引継ぎのことを考えながら仕事をしてくれよ」

その上司は常日頃から
『仕事は段取りよくやりなさい。
その仕事の期限を明確にし、それからいつまでに何をすべきかを逆算するんだ』
と言っていた。

試しに逆算をしてみるが、どうにも計算が合わない。

ふむ。その考えでいけば、3月というのは45日位ないといけなくなる。


そう、やらなければいけない仕事が多すぎる。




②3月中旬 ~混沌~


案の定進まぬ引継ぎ。

見かねた上司Bが
「案件もいいけど、そろそろ引継ぎのことを考えてくれ」
と一言。


さぁ、机の上を見てくれ。一体全体ボクのどこにそんな余裕がある。

 


③3月下旬 ~絶望~

上司C「引継ぎは終わったのか?」

「いいえ、まだです」

「何をやってるんだ。時間的に出来る事とと出来ない事があるんだから、今は引継ぎを最優先させなさい」



上司D「○○の案件はどうなってるの?」

「まだ稟議をつくっているところです」

「おい、急げよ。間に合わないぞ」

「はい、すいません。
ただ、お客さんも特段急いでいないようですし、実行が4月にずれ込んでも問題はない思います」

「引継ぎなんかで忙しいんだろうけど、早くしてあげたほうがお客さんのためじゃないか。
君だって有終の美を飾りたいだろ?それに、支店の数量だって厳しいんだから」


はい、イッツイタバサミ。ザッツシキケイトウバラバラ。


キリキリ痛む腹の中で、ホントは支店の数量が足りないってのが一番の理由なんだろと毒づく。




④3月31日

最後の最後まで胃が痛かったけれど、どうにか事故もなく無事一日を終える。

最終日は、年度末ということでバタバタと息つく間もなく過ぎていった。


事後処理やら片付けやらで、すべて終わったのは22時。


支店を出て最後まで残ってくれていた上司に別れを告げ、後輩と駐車場の施錠に行く。

最後の仕事だ。


これで終わりかと思うと、ちょっとした脱力感に襲われる。


思えばホントに濃い3年間だった。
そりゃあ楽しいこともあったけれど、それ以上に辛いことの方が多かった。
いろんなことがあったなぁと、感慨深くもなり涙の一つでも出てくるかと思い空を見上げた。
でも、ボクの涙腺はちっとも緩んでくれやしなかった。


さて、帰ろうかと横に目を遣ると、後輩がポロポロと涙を流している。

いつもは一言も二言も多く、理屈っぽくて皮肉屋で明るい男だけれど
そのときはただただ『ありがとうございます』と言って泣いていた。


ボクの口からは古い青春ドラマみたいに
「泣くなよ」
ということばが自然に出てきた。


そのときは恥ずかしいなんて少しも思わなかった。
多分その場にはそのことばが一番合っていたのだと思う。


少しだけ目頭は熱くなったものの、不思議と涙は出なかった。


「ありがとう」
と握手をして後輩と別れた。


泣いている場合ではない。明日から新天地での仕事なのだ。


ボクはいつもより少しだけ強くアクセルを踏んで、宮崎市へと車を走らせた。



ちなみに延岡市から宮崎市へは車で2時間ほど。宮崎に着いたころには日が変わってました。

転職って大変だね。
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